2016年11月18日金曜日

大学入試改革に関するセミナーを開催しました。


116日(日)に、東京インターナショナルスクールアフタースクール・キンダーガーテンの保護者のみなさんをお招きして、
2020年、大学入試が変わる!小学校高学年からの学びが変わる!」
と題したセミナーを開催しました。

ゲスト講師には、文部科学省の大学入試改革の委員も務める筑波大学の島田康行教授と、同じく文部科学省の英語教育改革プロジェクトにかかわる楽天株式会社の葛城さん。なぜ大学入試と英語教育が変わるのか、どう変わるのか、そのための準備として何をすべきなのか。とてもわかりやすいお話で、保護者のみなさんにとって、とても有意義な時間となったようです。以下、簡単にポイントをご紹介します。

2020年度、大学入試は「思考力・判断力・表現力」を測る新テストに代わる
筑波大学の島田康行教授(アドミッションセンター長)
2020年度(現在の中学2年生)からはセンター試験に代わる「新テスト」がスタートする。評価のポイントは「思考力・判断力・表現力」。大学入試が変わるということは、高校・中学・小学校の学習指導要領が変わるということ。これからは、すべての教育の現場で、「思考力・判断力・表現力」を育成する探究型学習」が重要となる。保護者は、子どもたちが「主体的に学ぶ環境」を整えることが重要。

○英語教育は、「早期化、教科化、4技能強化」へ。背景には産業界の強いニーズがある
楽天株式会社 葛城崇さん(楽天英語公用化プロジェクトリーダー)
楽天が英語を公用化した理由は、グローバル化及び少子高齢化に対応するため。他の日本企業も同様の動きが進んでおり、教育改革が進む背景には、こうした産業界の強いニーズがある。2020年度~2021年度に予定されている学習指導要領の改訂でも、「早期化(小学3年生~)、教科化(小学5年生~)、4技能(聞く、話す、読む、書く)強化」が盛り込まれ、大学入試ではいずれ外部の試験を使って4技能が測定されるようになる。



このように、今日本は大きな教育改革の真只中にいます。このような変革期における保護者の役割は、正しい情報を得て子どもを導くことにほかなりません。これからもこのようなセミナーを開催していきたいと思います。