2017年2月21日火曜日

世界のUWC(IB認定校)に派遣する奨学生の審査会がありました

先日、理事を拝命しているユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)日本協会の、来年度の奨学生の審査会がありました。

UWCは、世界各国から選抜された高校生を受け入れて、国際感覚豊かな人材を育成している民間の教育機関で、イギリスやシンガポール、アメリカなど世界12カ国で、国際バカロレア認定のカレッジ(高校過程であるDPコース)を開校しています。

日本では経団連がUWCの理念に賛同し、UWC日本協会を通じて毎年24名の高校1年生を奨学生として2年間、UWCのカレッジに派遣しています。

今年は日本全国から119名の高校1年からの応募があり、第1次選考を経て45名が第2次選考に進みました。私は選考委員として、ここから24名を選考する審査会に参加したのです。
















審査会はなんと11時間にも及びました。

というのも、試験を受けた生徒は皆さん、大変志が高く素晴らしい人材で、全員を合格にしたいほどだったからです。

英語力についても、皆さん先日このブログで紹介したヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR/Common European Framework of Reference for Language)B1レベルをクリアしていました。2割程度が帰国子女、1割程度がインターナショナルスクールに通っていた生徒でしたが、全く海外に行った事もない生徒も1割程度いたにもかかわらず、です。

合格した皆さんは、世界中から選抜された優秀な高校生とともに、しっかりとDPコースを学び、卒業後は日本を含め世界中の素晴らしい大学で、学びを深めていってくれることでしょう。選考にもれてしまった生徒たちも、ここまで来られたことはきっと良い経験になったと思います。皆さん、本当に頑張りましたね。

このような生徒たちを見ていると、日本の未来はきっと明るい未来になる、と心より思います。