2017年2月28日火曜日

公立の中高一貫・国際バカロレア校が、高知県で誕生します

去る226日、「高知県立高知国際中学校・高等学校」の学校説明会(高知県教育委員会主催)にて講演をしてまいりました。
この学校は、公立の中高一貫・国際バカロレア(IB)校として、地域や社会、世界とつながる架け橋となるべく、
中学校は20184月、高校は20214月に開校します。

公立の、日本語を主な教授言語とするIB校といえば「札幌市立札幌開成中等教育学校」が先駆けで、現在MYPの候補校として授業を実施しています。入学倍率も初年度は10倍以上に及んだ、大人気の学校です。公立校のIB導入への期待は高まる一方ですが、高知国際中学校・高等学校はそれに次ぐ公立の中高一貫校となります。

今回の説明会には500名の定員のところ、初日に900名超のお申し込みがあり、当日も会場から溢れてしまった方にはモニターで講演を見ていただくほどでした。高知の皆さんの関心・期待の高さがうかがえます。

















坂本龍馬を産んだ土佐、高知は改革の精神が今でも生き続けているように思います。
基礎学力が高く、特別活動等で利他的な共生の精神を養う日本の教育と、世界標準の国際バカロレア教育の融合により、
ここ高知から、四国を、日本を、そして世界を「より平和に」「より良くする」人材が輩出される事を考えると胸が踊ります。

子どもたちがこういった教育を「公教育」の場で受けられる事は、本当に素晴らしいことです。
教育委員会の皆さんのご努力と心意気を心より尊敬申し上げます。高知の皆様も、どうもありがとうございました。

なお参加希望が多数あったので、320日に2回目の説明会を実施することが決まりました。
私も駆けつける予定です。2月にご参加いただけなかった皆様とはその時にお目にかかれること、楽しみにいたしております。

今回の講演会は日曜日の開催でしたので、高知へは次女と一緒にお伺いしました。
彼女は東京インターナショナルスクールでIBPYPMYPを、そして横浜インターナショナルスクールでDPを学び、IBの全課程を修了しました(世界でもまだ珍しいことです)。そしてその中で自分のやりたいことを見つけて、オーストラリアの大学で動物学を学んできました。今は帰国し、次のステップのための準備をしているところです。





















2人で訪ねた高知城は素晴らしかったです!