2014年11月5日水曜日

2020年、センター試験が廃止に。その背景は(上)

黒板の前に教師が立ち、同一学年の子どもたちを対象に、
同一内容を一斉に伝達するスタイルの授業を提唱したのは、教育思想家のコメニウス(1592-1670)です

その当時のヨーロッパは、
一部の特殊な階級(教会もしくは宮廷、及び富裕者層の子弟)しか教育が受けられませんでした
日本では、江戸幕府が始まったばかりの1669年に藩士の子弟を対象にした藩校が始まった頃のこと
貧富の差がなく全ての子どもたちに教育を。

一人の教師で100名の子どもたちを教える事は可能であると平等性を訴えたコメニウスは、
学校の基礎を作った素晴らしい功績を残していると言えます
しかし彼がこの一斉授業を提唱してから、400年が経過しても、
ほとんどの学校はいまだにこのスタイルで授業が行われています

そこに違和感を感じるのは私だけでしょうか
 
ここで東京大学が明記している期待する学生像を見てみましょう
そこには『自ら主体的に学び,各分野で創造的役割を果たす人間へと
成長していこうとする意志を持った学生』とあります

経団連も
語学力みならず、コミュニケーション能力や異文化を受容する力、論理的思考力、課題発見力を持つ人材
必要性を平成25年6月、グローバル人材の育成に向けたフォローアップ提言で明記しています
 

今、教育改革はまったなしの状況といえます
2020年のセンター入試の廃止をめざして、これから教育はどうかわるのでしょう

現在、教育改革最前線にいる私の目線で、皆さんにお伝えしていこうと思います。